サービス残業 (過労死) をやめるべき理由9つ

 

「焼け野原から経済大国へ」。。。第二次世界大戦の戦火で焼け野原になってしまった日本は、その後わずかな期間のうちに目覚しい経済成長を遂げ、戦後の奇跡と呼ばれます。

かつて、「アメリカがくしゃみをすれば風邪をひく」と言われるほどにひ弱だった日本経済は、今やアメリカやEUと並び、世界経済の動向に大きな影響を与えるほど巨大になっています。

 

ところで、この強い日本経済はいったいどうやって生まれたのでしょうか?それは、ズバリ、長時間労働です。欧米諸国からよく「働きすぎ!」と批判される、厄介な問題でもある「長時間労働」について、今回はまとめてみました。

例えば、(総労働時間で考えてみると) 日本人はドイツ人と比べ、年間60日ほど多く働いている計算になります。しかも、実際にはこれだけではありません。

 

日本には「サービス残業」というものがあります。「接待ゴルフ」といったおかしな習慣もあります。つまり、実際の労働時間は (数字に表れたものより) もっと長い…と考えられるべきなのです。

 

 

 

サービス残業ってなに?

サービス残業とは、残業時間を実際よりも少なめに申告することで、賃金には計算されない時間外労働のことです (本当は絶対にあってはならない労働です)。このほかにも、長〜い通勤時間がありますので、(日本人が) 仕事に要する時間はもっと長くなります。

この長時間労働に関連して、「過労死」という言葉がよく新聞に登場していますね。人はときに、働きすぎが原因で死んでしまうのです。そうでなくても、長時間労働は家族の生活を犠牲にし、健康を害することにも繋がります。

 

 

 

 

この長時間労働の背景には何があるの?

いくつかの要因が考えられますが。。。日本の多くの企業では、景気が良くなって仕事量が増えたからといって、正社員を急に増やすことはしません。

仕事が減った時にクビにすることができないからです。必然的にアルバイトや派遣社員を活用しますが、それでも十分ではなく、結局、正社員の仕事量は増え、労働時間は長くなってしまいます。

 

また、(これまでは) 終身雇用制度のもと転職が一般的でなかったことから、個人の力が企業に比べて非常に弱く、個人は企業のいうことを聞かざるを得ない立場にありました。逆にいうと、個人は企業に依存していれば安心…という発想にも繋がります。

これで持ちつ持たれつの関係性が保たれていたのです。

 

 

 

よく「働きすぎ」と言われる日本!近年では「時短」が囁かれるようになってきました

「日本人は働きすぎだ」という海外からの批判は常にあります。かつては「人が休んでいる時に働いて安い製品を作るのはフェアじゃない」と言われたものです。

 

 

しかし近年、個人の生活を重視するという風潮が出てきています。日本は経済的な豊かさということではすでに世界のトップレベルにあります。しかし、こうした経済的な豊かさがるにも関わらず、日本人は生活の豊かさを実感できていません

この大きな原因の一つが長い労働時間だと言われているのです。

 

 

 

若者たちはこの長時間労働をどう思っているの?

最近では、若い人を中心により良い条件の職場を求めて転職する人たちが増えてきています。これは、「個人の生活をもっと大事にしよう」という考え方の表れですね。

 

したがって、企業側にとっても優秀な人材を確保するためには労働時間を減らし、魅力的な職場にする必要が出てきたわけです。

今、時代は変わりつつあるのです。

 

 

 

長時間労働をやめるべき9の理由☆

 

1. 生産性が減少する

長時間労働は (生産性の面において) しばしば逆効果になっています。何時間も長〜く働き続けることで、人々は疲弊し、必然的に仕事が捗らないのです。

生産性は減少し。。。この遅れを取り戻そうとさらなる長時間労働に陥ってしまう…という負のスパイラルが生み出されてしまうのです。

 

2. 疲労コンバインに…

とにかく疲れが慢性的に蓄積されていきます。眠い。だるい。もう動けない。集中力はなく、短気と病気の増加した罹病性を含んだ状態に陥ってしまうのです。

 

 

3. とにかく危険!

疲労が増加する、集中力が低下する、ということは、必然的に安全性が損なわれ、常に危険と隣り合わせの状態になります。職場において、事故や怪我が起こりやすくなるでしょう。

 

 

4. 人生の質の低下

週に60時間以上も働けば、健康的な社会生活を維持することが難しくなります。家族や友人たちと過ごす自由な時間はなくなり、離婚、なんてことも珍しくはありません。

今すぐに、長時間労働をやめ、職場の外に「生きる目的」を見出してください。

 

5. ストレス過多で苦しむことに…

当然のことながら、自由もなく、息抜きもできない状態が続けば、ストレスがマックスに溜まっていってしまいます。

 

6. 肉体的にもダメージが…

うつ病や怪我のリスクのみならず、筋骨格障害といった体の筋肉やジョイント部分、靭帯、腱、神経などにも損傷を与えかねません。

 

7. 心臓発作の確率UP

多くの研究結果によれば、長時間労働を続けている人は (間違いなく) 、なんと7割も心臓病のリスクが増加するのです。

 

8. 脳障害の危険性も…

長時間労働者たちは、精神疾患のリスクと共に、短期記憶が低下するリスクとも闘わなければなりません。脳障害や認知症だってリスクが高まるのです。とにかく、仕事中毒は危険がいっぱいなんです。

 

9 .終いには肥満になってしまう…

あまりにも仕事が忙しいと肥満になってしまいます。手作りの食事を食べる機会は減り、ロクでもない食べ物ばかりを食べるようになるのです。

併せて、運動不足や睡眠不足も相まって、体には余計な脂肪が溜まる一方なのです。

 

 

あ〜、なぜこんなにも多くのリスクを背負ってまで長時間働を続けなければならないのでしょう?

 

人生における幸福っていったい何なんでしょうね😌

 

自分を大切に…