相撲取りのビックリ情報!「車を運転してはいけない」など

 

相撲とは、土俵の上で力士たちが闘う形をとる、日本古来から伝わる神道神を楽しませるパフォーマンスのこと。武芸であり武道であり、娯楽であり文化でもあります。

宗教的な背景のある儀式  (例えば塩を撒いて土俵を浄化すること)などは、今でもまだ残されています。

 

さて、多くの人たちは「相撲が何であるか」について大体のことはわかっているつもりでいるのではないでしょうか。でも、果たしてそれは本当に正しい認識なのでしょうか?

もしかしたら「太っている人たちが単に激突しぶつかっているだけ」…などと思っているのでは?

 

そもそも、

 

相撲とは宗教的な儀式 (だったん)です!

 
 
 
 

世界中にある多くのスポーツと比較して、相撲はとんでもなく大昔に始まりました。

それはおよそ1,500年前・・・
五穀豊穣を占い、神意を伺う神事だったのです。

 

 

 

土俵入りの多くの動作は豊作を祈る神道浄化儀式です。横綱ともなれば、東京の明治神宮でも式典に参加します。土俵を覆う天蓋は神社の屋根にならって作られています。このことは、土俵自体が聖地であることを示しています。

 

 

 

 

相撲について、おそらく (あなたが) 知らなかったであろうこと3つ ☆

 

① 試合のルール

原則として、両力士が同時に地面に手をつくまで相撲は始まりません。時に、手を置くふりをして再び上に戻すなんてことも。ただ、一旦始まってしまえば大抵は数秒で終わります (数分続くことは稀)。

あとは、体の一部が土俵の外に出るか、投げ飛ばされるなどの技を決められ、地面についたら負け…というシンプルなルールでもあります。

 
 
英語の解説で、長〜い取り組みの流れをじっくりと観たい方はこちらを参考にどうぞ ↓
 

 

 

あっ、面白いことに、まわしが取れてしまって試合が終わることも稀にあります。取れてしまった力士は…失格 (負け)です。

 

 

あわや…

 

 

 
 
 

② 相撲取りは、必ずしもデブではありません

長い相撲の歴史において、力士たちがふくよかさを良しとし始めたのはごく最近のこと。昔はけっしてそんなことはなかったのです。

ただ、現代の相撲においては体重が強い武器となり得るので、多くの力士たちは食べて寝てトレーニングして太るようになっていったのです。「太りたい」「デブが羨ましい」…と。

 

そんな現在においても、けっしてデブではなく、筋骨隆々の細マッチョな力士だっているんですよっ!

 
 

隆の山 俊太郎 (チェコ共和国プラハ出身)身長185cm、体重98kg?

 
 

アクロバット相撲で有名な小兵力士「宇良」(右)
 

 

 
 

 

③ 相撲取りは車を運転できません

ちょっと不合理に聞こえるかもしれませんが、ある自動車事故をきっかけに、相撲協会は力士が車を運転することを禁止したのです。

 

それとは違いますが、力士たちの移動は本当に大変なんです。

 

びっしり!

 
 

しかしそれでも、彼らはどんな旅行であっても不満な表情は見せず、いつも笑顔です … 相撲取りでいっぱいのバスの中であっても…

 
 

そして想像してみてください。

飛行機内が力士たちで詰まっている状態のことを…

 
 

 
 
 

この状況を考慮するならば、

(あなたは) たとえ前席の人がシートを倒してきても、ちょっと太った人が隣の席にいたとしても、けっして不満を言ってはいけないと思うのです。

 

むしろ、少しでもゆとりのあるスペースで移動できることを感謝すべきなのです。

 

力士って、大変な職業ですね〜☺️