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魔術師「プリンセス天功」は本当はピンクレディになりたかった!?

 

引田天功(プリンセス天功)は日本人として最も有名な世界的イリュージョニストです。そんな彼女には謎が多く、神秘的で、あらゆる私生活がベールに包まれています。しかし、それはどうやら「契約」によるところが大きいようです。

そこでここでは、彼女のインタビュー記事を参考に、彼女の人間的な一面を覗いてみましょう。

 

 

 

 


少女時代は女優になりたかった引田天功

◉ 少女の頃、あなたは女優になりたかったそうですね。その代わりにイリュージョニストになることを勧められたとき、葛藤はありませんでしたか?

「ありました。でも当時、ピンク・レディがとても人気だったので、私が所属していた事務所は “歌って踊ってマジックをやる女の子” を売り出したかったんです。」

 

 

https://youtu.be/9JVwhyQu_i4

Pink Lady    ♪ Wanted ♪

 

 

Pink Lady    ♪ Monster ♪

 

 

Pink Lady     ♪ UFO ♪  ♪ Carmen ’77 ♪

 

 

 

「でも、正直マジックに対する私のイメージは「気持ちが悪い…」でした。長いドレスを着たドラキュラのような人たちによって何かが運び出される、といった感じです  (笑)。」

「そういった意味でも、マジックは私がやりたかった仕事からはほど遠かったんです。それに、男性の名前 (引田天功) を受け継ぐということにも抵抗がありました。」

 

「なので、私がマジックをしなければならないのであれば、私なりのやり方 (好きな音楽と好きな衣装) でやりたかったのです。ただその時、『日本でこのスタイルのマジックをやるのは君しかいないんだよ。オンリーワンなんだよ。』といったようなことを言われ、結果的には大成功しましたし、今では本当に良かったと思っています。」

 

 

 

 


ステージが終わると激やせするプリンセス天功

◉ あなたは現在、自分のやりたいように働けていますか?また、1990年に “Magician of the Year に選ばれたことをどう感じていますか?

 

 

「はい。私はラスべガスやニューヨークで行われているようなゴージャスなショーをやりたかったので、その願いは叶っていると思います。」

「“Magician of the Year のような大きな賞を得られたことには本当にびっくりです。さらに、CNNやNBCのような大手のリポーターたちが私にインタビューを求めてきたことにも驚きました。」

 

「これまでは、男性ばかりが評価されている世界でしたから、女性として認められたことは本当に嬉しかったんです。」

「その当時、日本ではまだこの賞のことを誰も知りませんでした。アカデミー賞やエミー賞でさえ、あまり認識されていない時代でしたから。」

 

 

◉ チョコレートを常食とし、「永遠の24歳」と言われていますね。あなたは、それだけのチョコレートを食べているにも関わらず、ショーの後には体重が大きく減ってしまうというのは本当ですか?

 

「チョコレートは大好きです (笑)。でも、私はたくさん汗をかきます。ステージ上だけでなく、バックステージも走り回りますからね。それに、私はいろんなことを心配しなくてはならないんです。」

「自分自身のことだけでなく、他の人たちがきっちり動けているのかどうかとか、機材がちゃんと機能しているのだろうかとか。視野を広くするために、空手の八方という特別なトレーニングも行なっているんですよ。」
 
「視野を広く見ることができなかったら、このフィールドに立って働くことはとても難しいと思います。誰かが間違っていないかとかも含めて、すぐに察知し読み取らなければならないのです。」

「そういったことも含めて、パフォーマンスの間は全神経を髪や爪の先端にまで行き届かせています。なので、ステージが終わると3kgくらい痩せてしまうんです。」

 

 

 

 


実に過酷なステージパフォーマンス

◉ あなたはいつもステージ上でにっこり笑っていますしエレガントに見えますが、私は「水中でひどく水かきをしている白鳥」を連想させます。だって、あなたは舞台上で何度も事故に遭い、救急車で病院に運ばれているのですから。

 

 

「確かに (笑)。ステージでは、私はある場所から他の場所にワープ (瞬間移動) します。でも、普通の人間にそんなことはできませんよね?それは、観客が見ていないところで走っていることを意味するんです (笑)。」

「でも、もし私が再び現れた時にゼーゼーしていたら観客の皆さんは私が走ったことを知ってしまいます。」

 

「だからこそ、私は常に笑顔でいて、冷静さを保っていなければならないと思うんです。メディアは長いこと、私には双子の姉妹がいるもんだと思い込んでいたみたいですよ。」

「事故はどうしても起こります、そんなとき、私は (骨折していても) 何事もなかったかのようにステージに立ち続けなければなりません。」

 

「例えば、肋骨にひびが入った時も、私のアメリカのマネージャーはポーカーフェイスで『もちろん続けるよな?契約なんだし。』と言うんです。だから、1ヶ月もの長い公演の間、(入院などせずに) ギブスに包帯を巻いてステージに立ち続けるしかないんです。」

 

 

 

 


契約上の厳しい制約

◉ あなたは契約で、「24歳でいなければならない」「結婚も制限されている」と言うのは本当ですか?

 

 

「はい本当です。髪型、髪の長さ、髪の色、年齢など、細かいイメージのことまで契約に書かれている通りを守らなければなりません。結婚は、契約によってアメリカ人とだけできることになっています。」

「これは生涯の契約なので、私は一生この見た目を維持し続けなければなりません。アメリカの子供たちは漫画の影響で、(私は) アメリカのスーパースターだと思っているんです。」

 

 

◉もしあなたがその契約を破ったらどうなりますか?

「ペナルティがあります。数十億円?とんでもない。
もっとですよ。」

 

 

◉プリンセス天功と引田天功は異なるキャラクターですよね? 例えば、引田天功は話をしないし笑わないし、友達を作りません。誰がこのようなことを決めたのですか?

「私が引田天功という魔術師の名前を引き継いだとき、そのキャラクターはすでに決定されていました。引田天功は人生を賭け、ストイックに脱出トリックを実行する女性です。魔術師として、ミステリアスでなければならないのです。」

「一方のプリンセス天功はアメリカで作られたものです。アイドルでありヒロインなんです。なので、子供たちが真似をするかもしれない危険な脱出行為は決して行なってはいけません。」

 

 

◉ あなたは、この2つのキャラクターの使い分けで混乱しませんか?

「今はもう慣れました。」

 

 

◉ 今日のあなたは誰ですか?

「話すことができるときはプリンセス天功です。」

 

 

◉ 契約によってとても制限されていますが、正直やめたいと思ったことはありませんか?

「はい、あります。でも、毎日忙しいですし、アメリカでは多くの支持者のおかげで自分自身をコントロールすることを学びました。」

「日本では、誰の助けもなく隅っこに追いやられ、呼吸すらできないように息苦しさを感じることもありました。でも、アメリカでは私が観衆を魅了し、高い視聴率を維持することができている限り、みんな私を気遣ってくれます。そのために私は働くことができるのです。」

 

 

 

 

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