日本には、式典、儀式、祝賀、仕事、日常生活に関連する何百もの伝統行事があります。その多くは、”人生をより面白くするために価値のあるもの” ばかりです。
他にも、礼儀正しさや宗教、迷信などと関係している年中行事がたくさんあります。
ここに、その中から代表的なものをいくつか (外国人が不思議に思うであろうものを) 集めてみました。復習がてら、さらっと目を通してみてくださいね♡
初日の出は文字どおり、元日にその年の最初の日の出を見る…という日本の伝統文化です。まあ、世界中どこの国でもやってますけどね (笑)。
個人的には、オーストラリア (グレートバリアリーフ) のダイビング船の上で見た初日の出と、(今は亡き父と一緒に) 毎年観に行っていた地元の山の山頂からの初日の出。・・・忘れることができません。皆さんにとっての思い出の初日の出、何かありますか?
さて、
初日の出を見た後は、家族揃っておせち料理 &お雑煮です♡こうしたスペシャルな朝食を摂ることもお忘れなくっ!
福袋は日本ならではの伝統文化です。近年では、海外 (中国など) から福袋目当てにやって来る人たちがいるくらいです。
中には、必要のないものばかりが入った福袋もありますが、基本的にはお得なお買い物です。年の初めの運試しに、ラッキーな買い物をして、笑顔いっぱいの新年をスタートさせましょう!😄
福笹は、竹の笹にエビス様のおふだや鯛、小判などの福々しい飾りを付けた縁起物のことです。関西の神社では、毎年1月に「商売繁盛」「家内安全」「開運招福」など、あらゆる福を招くため、この福笹が売られています。
中でも大阪の十日戎 (とおかえびす)は有名ですね。可愛い巫女さんたちが大活躍しています!関東の方にとっての「酉の市」みたいなものですね。
着物は、日本人のみならず (日本に興味のある) 外国人の誰もが憧れる日本の伝統衣装です。中でも、振袖は豪華絢爛でエレガント、優美で華やかですよねー。
ただし、基本的には若い女性しか着れませんのでご注意を!多くの女性たちは成人式の時にこの振袖を着ます。男性の場合には紋付袴です。😀
どんど焼きは、1月に行われる、お守りやおみくじのようなラッキーアイテムを神社で燃やす行事のことです。”幸運グッズ”をゴミ箱にポイと捨てるのは良くない…と考えられているため、捨てる代わりにどんど焼きで焼いてもらうのです。
よく力士が塩をパ〜ッとまきますが、あれには土俵上を「浄化」する意味があるんですよ。知っていましたか?単なるパフォーマンスではありません。
ただ、悪魔払いといった意味合いもあるので、派手に威勢良くパーっとやった方がいいですよねー。外国人の方には「Demon! Bye Bye!」とでも教えておいてあげましょう😃
山焼きは、山全体を燃やして早春を告げる一大イベントです。先人の鎮魂と慰霊、さらには防災と世界平和を祈るものです。
近年では、山焼き開始前に打ち上げられる奈良県最大級の奈良礼讃大花火が、日本でも珍しい冬の打ち上げ花火として人気を集めています。山焼きの伝統行事と共に、一見の価値ありです。
冬から春へ🌸
ひな祭りはもともと女の子のための行事ではありませんでした。季節の節目の邪気払いの行事として、男女問わずみんなの幸福や無病息災を願うものでした。
その後、平安時代に、宮中で流行っていた紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」がこの行事と結びつき、紙人形を川に流す「流しびな」へと発展していったのです。
そして、江戸時代にかけて人形作りの技術が発達するとともにひな人形を「流す」から「飾る」ように変わっていき、今では女の子の健やかな成長と厄除けを願う行事とされています。
ただ、流す伝統を残している地域もありますので、興味のある方は一度足を運んでみてくださいね。😀
袴も、伝統的なジャパニーズの着物です ♡ 歴史的にはもともと男性の着物として、先生や侍などに着られていました。
その後、女性で初めて袴を着た先生が現れたのちに、アカデミックなイメージとともに女性の大学における卒業式のコスチュームとなっていったのです。ちなみに男性用の袴もありますからね。お忘れなく♡
一部の人たちは、絶好の場所でお花見や花火鑑賞をするために、わざわざブルーシートを使って場所取りをします (しかも数日前から) 。
そして、この慣例はなぜだか今でも尊重されています。大体の地域において、一旦シートが置かれたら、その場所はもうあなたのものなのです。🌸 外国の人はこれ、すごーく不思議がりますよ。😊
「かなまら祭り」は、毎年4月の第一日曜日に、神奈川県川崎市の若宮八幡宮とその近辺で行われる奇妙なお祭りです。江戸時代、川崎宿の飯盛り女たちが行っていた願掛けに端を発しているそうで、「商売繁盛」「子孫繁栄」「安産」「縁結び」「夫婦和合」のご利益があると言われています。
……と、そのような由来やご利益よりも、「巨大な男根神輿が街を練り歩くイベント」として記憶されているこのお祭りは実に奇をてらっていますね。とにかく、お祭りの当日は会場周辺に男根がいっぱいなんです。楽しそうでもあり、なんだかヤバいお祭りです (笑)
鯉のぼりとは元来、江戸時代の武家で始まった、端午の節句である旧暦の5月5日までの梅雨の時期の雨の日に、男児の出世と健康を願って家庭の庭先に鯉が描かれた紙などを飾った風習の名残です。
龍 (ドラゴン) になるために流れに逆らって川を上るコイについての古代の中国の話に由来されているようです。近年では、4月のうちから何百万匹もの鯉のぼりが日本各地で飾られています。🎏
いや〜、夏っていいもんですね〜🏄
日本人はお祭りで、よく “ふんどし” と呼ばれる男性用下着を着用しています。歴史的には力車の運転手が履くものだったりするのですが。。。もちろん、相撲取りが付けているまわしもふんどしの一種です。
浴衣は、夏のお祭りなどで広く愛用されている日本の代表的な着物です。通常の和服とは異なり、素肌の上に着る略装です。「衣を浴びる」…う〜ん、いい響きですよねー。日本大好きな外国人にとっては宝物のような大人気アイテムの一つです!😊
日本には、灯籠流しと呼ばれる来世への魂の旅をサポートする伝統行事があります。この灯籠流しはお盆休みに行われることが多いのですが、その理由は、お盆の時期に故人が現世に戻ってくるからなんです。
また、灯籠流しは、広島と長崎に投下された原爆のような悲劇的イベントの鎮魂のためにもよく用いられます。故人や祖先を偲び、深くお祈りしましょう。
そろそろ秋ですね〜🍁
相撲では大番狂わせ、つまり、大金星的な取り組みが行われると会場中に座布団が舞います。これ、一度はやってみたいですよねー😀
上述した「福笹」の関東版とでもいいましょうか、酉の市 (とりのいち)は例年11月の酉の日に行われます。一種のお祭りですね。
江戸の昔より『1年の無事に感謝し、来る年の幸を願う』酉の市。 浅草で行われる酉の市は全国的にも有名で、最も賑わう酉の市です。商売繁盛を願って、商売人たちが鮮やかに飾られた熊手を購入します。
そして再び冬の訪れです♨️
12月21日頃になると、家庭でも温泉地でも柚子湯を楽しむことができます♡ この素敵な伝統は200年以上前に始まりました、しかしながら、どのようにして始まったのか…についてはよくわかっていません。不思議ですねー。
日本人として知らない日本のこと、もっともっと学んでいきたいものですね😊