デビューアルバム「First Love」(1999年発売) が日本国内アルバムセールス歴代第1位の記録を持つ歌手の宇多田ヒカルさんは、世界的に大成功した日本人アーティストの1人でもあります。
アジアの音楽史にもその名を轟かせ、2007年発表の「Flavor Of Life」では、デジタル・シングル・セールスにおいて世界No.1にも輝きました。
そんな彼女は2011〜2015年の間、「人間活動」を行なうとして音楽活動を休止していましたが、ようやく2016年から活動を再開させたのです。
宇多田ヒカル ☆ プロフィール
1983年1月19日、宇多田ヒカルはアメリカ・ニューヨークのマンハッタンで父・宇多田照實と母・藤圭子の娘 (一人っ子) として生を受けます。本名は宇多田光。血液型はA型。
藤圭子さんは当初「いちご」「めろん」「すいか」といったフルーツ名を名前の候補としていたそうです。
ニューヨークの小学校に通っていた頃は2年から4年に飛び級しており、日本では芸能活動OKのアメリカンスクール・ジャパンに通っていたのですが、ここでも飛び級しています。彼女自身、ニューヨークと東京で育ったので、バイリンガルであり、両都市が故郷と言えるでしょう。
◉ 身長 : 159cm
◉ 子供の頃の夢 : 漫画家か科学者
◉ 大好きな動物 : 猫
◉ 好きな色 : 紫
10歳 (1993年) のとき、両親から「ちょっと歌詞を書いてみて」と勧められ、親子3人のユニット「U3」でデビュー。日本を含め世界的に音楽活動を開始していたのですが、日本でのレコーディング中に、隣のスタジオにいたディレクターの目にとまり、日本での日本語版アルバムの発売にも至っています。
その後、1998年10月に「宇多田ヒカル」としてFMラジオのレギュラー番組が放送開始。12月には1stシングル「Automatic」が発売され大ヒットするのです。
♪ Automatic ♪
デビューからヒット曲連発!
1stシングル「Automatic」、2ndシングル「Movin’ on without you」、そして1999年3月に発売した1stアルバム「First Love」はバカ売れします!まさに社会現象!
3rdシングル「First Love」、4thシングル「Addicted To You」もヒットし、2000年にNHKが実施した「好きなタレント調査」では、調査開始以来初の圏外からの1位を獲得したのです。
その後も彼女の快進撃は続き、5tnシングル「Wait & See」、6thシングル「For You / タイム・リミット」も順調に売れ、9月にはコロンビア大学に入学。本格的に生物学を学ぶため、音楽活動は休業する予定だったのですが・・・
しかし、講義の内容が期待していたほど難しくはなく、「や〜めたっ」ということで、翌2001年には7thシングル「Can You Keep A Secret?」を発表。
その後の活躍は皆さんご存知の通りです♡
♪ Wait & See ♪
結婚と離婚
2003年に15歳年上の音楽ディレクター紀里谷和明さんと結婚するも2007年には離婚。お互いに「未熟だった」といった内容のコメントを残しています。
紀里谷さんは「今でも彼女のためには何だってしてあげたいと思っている」とするも、一方のヒカルさんは自身が浮気をしたようなほのめかしのコメントをしていますし、どうやら、一人の男性と “一体” となる人生はあり得なかったようです。
♪ Flavor of Life ♪ (2007年)
♪ Stay Gold ♪ (2007年) (カバーバージョン)
♪ Prisoner of Love ♪ (2008年)
♪ Goodbye Happiness ♪ (2010年)
(2011〜2015年は「人間活動」に専念するわけですが、この間宇多田さんにはいろんなことがありました)
最愛の母・藤圭子の自殺という悲しみを乗り越えて…
イタリア人と再婚する前年の2013年8月22日、宇多田ヒカルさんの母親であり演歌歌手である藤圭子さんが東京・新宿区の高層ビルから飛び降り自殺 (享年62)。
再婚 & 出産
離婚から7年経った2014年5月、南イタリア出身のイタリア人バーテンダーで8歳年下のフランチェスコ・カリアーノと結婚。残念ながら、この旦那は「宇多田ヒカルのヒモ」とされており、今後が心配です。
宇多田ヒカルさんは2015年7月3日に男の子を生みましたが、名前や写真は非公開となっています。イタリア人とのハーフなので、どんな名前になるのか楽しみでもあり不安でもあるのですが (笑)、
ただ、過去には子供の名前について「絶対に読めない名前とか、日本語っぽくない名前とかはちょっとかわいそうだなとは思う。」・・・というわけで、少なくとも読みづらい漢字にはなっていないことでしょう😃
♪ 花束を君に ♪ (2016年、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌)
母の死を乗り越え、新しい命を授かった宇多田ヒカルさんは、自死家族を支援する団体への寄付などを行っています。もともとアメリカ生まれの宇多田さんはボランティア意識が高く、2011年の東日本大震災への復興支援活動なども行っています。
故・美空ひばりさん同様、その声に小川のせせらぎのようなやすらぎの周波数を持っているとされる天才シンガー宇多田ヒカルは、これからも多くの人たちの心を癒し続けてくれることでしょう😀
おわりに ☆
現在 (2017年)、ロンドンを生活の拠点にしている宇多田さんは2016年に発売したアルバム「Fantome」が世界的にも好セールスを記録しています。
人気ゲーム「キングダム ハーツ」のテーマソングとしてリリースされた楽曲「光 -Ray Of Hope MIX-」など、現在もグローバルな活動が高く評価されている宇多田さんですが、タクシーの中でボーカルのウォーミングアップをしていたら運転手さんに『歌手を目指しているのかい?』って聞かれたそうです (笑)。
そんな宇多田さんは、
「日本での子育ての経験がないから私の認識が違っているかもしれないけど」と前置きをした上で、友人から聞いた日本の子育ての事情についてショックを受けているようです。
「東京は子育てしにくい」
「外で赤ちゃんが泣いたらすごく嫌な顔をされる」
「ベビーカー持って乗り物に乗ると迷惑がられる」
「実際に嫌なことを言われる」
♪ First Love ♪ (at New York Live)
そして、子育てをサポートしてくれない日本の社会にも疑問を抱いているそうです。日本の子育て環境の悪さ…何とか改善させないといけませんねっ!
ちなみに、ロンドンの子育て事情はというと…
「とにかく、お母さんと赤ちゃんがそこら中にいるのが良い」
「格式のあるレストランで授乳しても嫌な顔一つされない」
日本とは違って街全体で子育てを支援している街ロンドン。素敵ですね♡
(2018年、残念ながら2度目の離婚が公表されてしまいましたが…)