ゴダイゴは1975年に結成された、世界的にも有名な日本のロックバンドの一つです。1970年代後半から1980年代前半にかけてヒット曲を連発し、特に “Monkey Magic ” はワールドワイドに有名に!
それもそのはず、海外でも放送された日本のドラマ「西遊記」のテーマソングとして人気を博したのです。
メンバーは…
◉ ミッキー吉野 (Keyboard, leader)
◉ タケカワユキヒデ (Vocals)
◉ 浅野孝巳 (Guitar)
◉ Steve Fox (Bass)
◉ Tommy Snyder (Drums)
◉ 吉沢 洋治 (Guitar & Bass)
(Snyderは日本生まれで、Foxのお母さんは日本人です)
♪ Monkey Magic ♪ (1978)
日本国内のみならず、Monkey Magic は “monkey” という曲名で海外でも大ヒットしました。
ちなみに、ゴダイゴというバンド名の由来は後醍醐天皇から来ているようです。ミッキー吉野さんの本名が吉野朝廷で、後醍醐天皇が連想できるからなんだとか。
また、Go-Die-Go (生きて死んでまた生きる) ということで、「不死鳥」「七転び八起き」「輪廻転生」といった意味も込められているそうです。
さらに、God・I・Ego も分けられ、「神」「自分」「エゴ」という意味もあるんだとか。
♪ ガンダーラ ♪ (1978)
ゴダイゴは1980年頃、中国でも人気でした。テレビ放送されたゴダイゴのコンサートの模様は、なんと1億人が観たんだとか。中国やネパールで初めてライブを行ったロックバンドとも言われています。
♪ Beautiful Name ♪ (1979)
(Chris Hart cover version)
ちなみにゴダイゴのリーダーはミッキー吉野。彼によって結成されました。日本プログレッシブ・バンドの草分け的存在であり、日本の音楽界に多大な影響を与えてきました。
♪ THE GALAXY EXPRESS 999 ♪ (1979)
(Jazz cover)
しかしながら人気絶頂期の頃、スティーヴ・フォックスが宣教師になるため脱退した1980年頃からその人気に陰りが見られ、1985年に解散します。
当時は解散ではなく「活動休止」としていましたが、このことについてミッキー吉野は「当時解散が流行っていたので使いたくなかった」そうです。
その後、1999年にゴダイゴは再結成!2014年にはスティーヴの代わりにベースを務めていた吉沢洋治が正式メンバーとして復帰しました。
♪ Holy and Bright ♪ (1979)
(Glory Gospel Singers cover)
そんなゴダイゴは、実は数多くのCMソングも提供しています。代表的なものは、カネボウ化粧品のCMに使用された「僕のサラダガール」(1976年) 、ミラージュボウルのテーマ曲「ミラージュのテーマ」(1977年)、サントリービールのCMに使われた「ハピネス」(1979年) 、タケダ・ベンザエースのCM曲「マジック・カプセル」(1979年)など。
タケカワユキヒデ・インタビュー ☆
「僕は6歳の時、密かに歌手になりたいと思っていました。そして13歳の時、ビートルズのコピーバンドを結成したんです。ちょうどその頃、作曲を始めたんだけど、いつかは世界的に有名になりたいって思っていました。」
夢は叶いましたねっ!
イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの海外で、 “Monkey “ (モンキーマジック) が大ヒットしたんです。
🔴 5歳の時にバイオリンを始めたというのは本当ですか?
はい。兄弟がピアノを習っていたので、父が違う楽器を選んだんです。
🔴 いつ、どのようにしてゴダイゴは結成されたんですか?
1975年に私のソロアルバム “Passing Pictures” (全曲英語) がリリースされたんですが、ちょうどその前の年にミッキー吉野がアメリカから日本に帰国していたんです。そこで縁あって一緒に演奏したりしたのが最初のきっかけです。
その後、ゴダイゴのメンバーで一緒にアルバムを作ることになって、その流れで結局、ゴダイゴというバンドを結成することになったんです。
🔴 解散の理由は何だったんですか?
1984年頃、私たちは一緒に音楽をやっていく理由を見いだせていませんでした。やりたいことはやり尽くしていたし、メンバーそれぞれが別のことをやっていきたかったんだと思います。
🔴 ゴダイゴで思い出に残っていることは何ですか?
そうですねー。1980年にネパールで行ったコンサートでしょうか。あの頃、ゴダイゴは世界的にも素晴らしいバンドの一つでした。ネパールで初めてとなるコンサートだったんですが、なんと6万人もの人々が集まってくれたんです。
これまで、ロックという音楽を聴いたこともなかった人々が大勢集まってくれ、しかも熱狂して楽しんでくれたんです。本当に嬉しかったです。