ソチ・オリンピック (2014年・ロシア) に続いて平昌五輪 (韓国・2018年) でも金メダルを獲得した羽生結弦選手。男子フィギュアスケート界において、 なんと66年ぶりに連覇を果たした彼はメダルセレモニーの後にこう語っています。
「やっぱり4年分積み上げたものがあるかなと思います。ソチの時のガムシャラさとはまた違って、何か今回は本当に獲らなきゃいけないというような使命感もあったし、これを逃したら…という気持ちも少なからずあったし。」
「19歳 (ソチ) の時はもっと時間があると思っていたんですけど、やっぱり今回の五輪 (ピョンチャン) は『もう時間がない。もうあと何回あるかわからない』という緊張感もあったので、ある意味、五輪を感じられたのかなとも感じます。」
そんな羽生選手は2012〜2017年の間に世界記録を12回も更新しており『レコードブレーカー』と称されています。ショートプログラム (112.72点)、フリースケーティング (223.20点)、トータルスコア (330.43点) の世界最高点記録保持者でもあるのです (2018年)。

史上初めて、ショートプログラムで100点、フリースケーティングで200点、トータルスコアで300点超えを達成した男なんです!
さて今回は、国民栄誉賞の授与が決定した羽生選手についていろいろとまとめてみました。

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◉ オリンピック金メダリスト
(ソチ : 2014 , 平昌 : 2018)
◉ 誕生日 : 1994年12月7日
◉ 出生地 : 宮城県仙台市
◉ 身長 : 172 cm
◉ 血液型:B型

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父親 (地元中学校の教頭先生)、母親、姉 (さやさん) の4人家族で、名前は「弓の弦を結ぶように凛とした生き方をしてほしい」と父親が命名。
ところで、これだけの有名人でありながら家族がメディアにほとんど出てこないというのも珍しいですね。一説には「頑張っているのは本人であって親は関係ない」との考えあってのことなんだとか。
余談ではありますが、フィギュアスケート選手を育てるにはシューズ・衣装・振り付け・遠征費・コーチ代・リンク使用料など合わせて、年間500万円はかかるそうで、あのトリノ五輪金メダリストの荒川静香さんは現役時代、2億円もかかった…と言われています。
ところが羽生選手の場合は珍しく、平均的なサラリーマン家庭に育っています。

羽生選手の外見・運動能力・手足の長さ・スタイルといった部分は母親譲り。そんなお母さんがパートを掛け持ちして献身的に費用を捻出。ファンの間では、羽生選手の髪をお母さんが切ってあげたり衣装を手作りしたり…といったエピソードがあまりにも有名です。
フィギュアスケートを始めたきっかけは4歳年上の姉。そんな姉も8〜18歳まではスケートをしていました。が、将来性のある弟のために家計のことを考え、自身はスケートの世界から身を引いたそうです。

現在は練習拠点をカナダに移している羽生選手。お母さんも同行しており、日本には父親と姉が残って暮らしているそうです。羽生くんの夢を叶えるために、幼少の頃からずっと支え続けてきたご家族の皆さん!とっても素敵ですね!

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オリンピックを連覇したことで、宮城県から2度目の ”県民栄誉賞”、仙台市から”賛辞の楯”などを授与されました。そして、10万人を超えるパレードの観客を前に、彼はこう思ったのです。
「僕はソチの2年前まで仙台でスケートを続けていました。その後カナダに拠点を移しましたが、今、金メダルを持って再び戻って来ることができました。僕がそれまで仙台でスケートを続けられていたのは、トリノ五輪で荒川静香さんが優勝してアイスリンクに補助金がおりるなど、支援があったおかげです。」
「だから、これからは僕がそういう存在になれたらいいなと思いますし、東北のスポーツで施設に苦しむ人たちが笑顔になれるきっかけになれたらと思います。企業や県や市を含めて、少しでもスポーツが発展してくれるような状況になれば……」

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2018年4月22日、平昌五輪の男子フィギュアスケートで2連覇を成し遂げた羽生結弦選手が、地元の宮城県仙台市で凱旋祝賀パレードを行いました。沿道には10万人超のファンが全国から駆けつけ大フィーバー!
そして、日を同じくして宮城では歌手の大黒摩季さんがライブツアーを行っていました。チケットは完売の大盛況で、ロビーには著名人からの祝い花が!その中に、パレードの主役だった羽生選手のお花もあったのです。
実はこの2人、意外な深~い絆で結ばれているのです。羽生選手が毎年出演しているアイスショー『ファンタジー・オン・アイス』の2017年幕張公演に、大黒さんがゲストミュージシャンとして出演していたんです。
この時羽生さんは、大黒さんの代表曲『ら・ら・ら』に合わせてパフォーマンスを披露していました。

大黒さんいわく、
「出会いはリハーサルのときでした。私が歌っていたら羽生くんがウォーミングアップをしに1人でステージ近くの客席に来て時折こちらを見て笑ったりしていたので、“声をかけようかな。でもアップ中だし……”と少々悩んでいたんです。」
彼女はタイミングを見計らい、リハーサル終わりに話しかけることに。
「“お疲れさまです。今日はよろしくお願いします!”と声をかけたら“本物だ!”と言われたので、“こちらもそうですから!(笑)”と笑い合って……。無邪気で、それはもう可愛らしくはにかみながらのあの結弦スマイルにやられました☆」
大黒さんはもともとフィギュアスケートの大ファン!そして羽生選手も大の音楽好き。大黒さんの曲を聴いてモチベーションを高めることもあるようです。
熱い歌姫と氷の絶対王者の絆はこれからも続いていくことでしょう。

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一般的に、現代人の傾向として次のことが言えるようです。「孤立」を恐れるがゆえに「なんとなく群れる」。。。
これは、対人関係における他者との適切な距離感をつかむことの苦手さともいえ、現代型うつ(非定型うつ)や社会的ひきこもりの一因とも考えられています。
一方で、人間関係に疲れたり自分への期待感に押しつぶされそうになったり、他者に対するマイナスの感情に心が支配されることもあります。それが、仕事でのパフォーマンス発揮や課題克服の妨げにもなり得ます。
とりわけ羽生選手のように超有名でディフェンディング・チャンピオンともなると、周囲からの期待が時に重圧になったり、批判やねたみの声が聞こえてくることも。さらにいえば、平昌五輪の場合は直前にけがを負って練習ができない時期もありました。
こうした際に自分を支える一つの要素は「一人でいられる能力」と言われています。彼は、どうやらこの力を備えているようです。誰かと一緒に過ごしながらも、自分と他人とを違う「個」として受け入れ、他者との心理的距離感を適切に保っているのです。
なお、この能力は5歳までの親の育て方に起因すると考えられています。その意味では、2度の金メダルに輝いた羽生選手の成果は、養育者 (家族) の成果ともいえるでしょう。

そしてもう一つ、「今自分がやるべきことに集中できる能力」も大事です。人は誰しも、過去と未来を抱えながら「今」を生きています。しかし、プレッシャーのかかる場面においては、過去や未来のことに意識が及ぶことが多いのです。
このように、過去や未来に心が囚われた状態では自分のパフォーマンスを十分に発揮することはできません!
もしかすると、この2つの力を彼に与えているのは彼が愛してやまない「くまのプーさん」なのかもしれません。あるいはルーティンにその秘密があるのかもしれません。
いずれにしても、五輪の大舞台でいかんなく力を発揮できる彼の精神力には脱帽の一言です。

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羽生選手は2歳の頃から喘息の持病があり、スケートを始めた当初の目的のひとつは「喘息を克服すること」にありました。そんな彼は15歳の時に、喘息の持病がありながら金メダリストになった清水宏保さんに会う機会があり、スケートを続けていくための助言を得たそうです。
肺を大きく開いて息を吸い込むことができないため、特に10代の頃は体力や持久力の面で劣ると指摘されていましたが、投薬治療・吸入薬・鍼治療・練習中や移動中にマスクを着用するなど、地道に心肺機能を上げる対策を続け、ハンデを克服してきました。
しかし完治しているわけではなく、現在でも発作を起こすことがあるようです。

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🔵 くまのプーさん
「いつも変わらないあの表情を見ているとリラックスできる」としてくまのプーさんが大好きなようです。この結果、演技後はファンが客席からプーさんのぬいぐるみを氷上に投げ入れる光景が定着していきました (それらは現地で寄付されています)。

🔵 将棋が好き
🔵 名古屋城が好き
🔵 イヤホンが好き
🔵 アニメが好き
🔵 けん玉も好き
などなど。

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過去に何度か「もしかしてあの人が彼女かも…」といった噂がありましたが、それらはみな、どうやらスケート仲間の仲良しこよし程度の関係だったようです。
それでも、ファンにとって羽生くんが異性のことをどう思っているのか気になるところですよね。
というわけで、
以前、浅田舞さんのインタビューを受けて本人が語っていた恋愛観を以下にまとめてみました。
◉ 芸能人では小さい頃からずっと上戸彩さんが好き
◉ 身長が高くなく、守ってあげたい感じの人が好き
◉ あまり縛られたくない
◉ 基本はフィギュアスケートをやっている人がいい

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2018年6月、羽生くんのある行動が中国で伝えられ、ファンからは熱狂的なコメントが寄せられました。 羽生くんが埼玉県羽生市にプレゼントを送ったというニュースを知って、中国のファンは「天使だ」「心遣いの人」「礼儀正しい」「甘くて温かい」など、称賛を送っています。

そんな彼の活躍を今後も見守っていきましょう!