「英語学習計画」の作り方 〜 話せるようになるために

 

「計画を立てる」作業はけっして簡単なものではありません (多くの人はこのプランニングが大の苦手)。しかしながら、、、人は直感的に「これだっ!」と思ったことをすぐに実行したくなるのも事実。例えば、

 

「今日からダイエットを始めるぞっ」

 

「さっそくスーパーに行って野菜を買い占めてこよう」

 


 

「姿勢が悪いなぁ」

「今すぐ悪習慣をやめてストレッチ & 体操をやるぞ」

 

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「引っ掻く」という行為 (応急処置) で一時的に痒みを抑えることはできます。しかしながらそれはその時だけ!物事を長期継続させることは非常に難しいのです。確かな良い習慣として定着させることはなかなかできない!残念ではありますが…

 

「うーむ、まだまだ太りすぎているなぁ」(ダイエット失敗)

「相変わらず、仕事中の自分はうつむきがちだなぁ」 (姿勢が悪い)

 

語学を学ぶ上で「プランニング」はとても大切な作業の一つなのですが、どれほどの人がきちんとできているのでしょうか?甚だ疑問です。

そこで今回は、「英語学習計画書」の正しい作り方・心構えについてまとめてみました。以下、参考にしてみてください!

 

現実的に考えて!

あなたが犯すであろう最大のあやまちは「野心的になりすぎる」こと。これは全くのナンセンスです。まずは具体的に「達成できる目標を持つ」よう心がけてください。あまりにも目標が高すぎると、間違いなく途中で挫折してしまいます (三日坊主のリスクあり)。

「継続は力なり」…ですよ。

 

 

ゴールを定めること!

まずはじめに、私は (英語学習の) ゴールを次のように設定してみました。

「今はまだ英語を上手く話せないけど、いつの日か必ずペラペラになって家族を海外旅行に連れて行くんだ!」

 

語学を学ぶということは「終わりなき旅」のようなものです(ネイティブの人でさえ一生をかけて学び続けなければなりません)。このあまりにも巨大すぎる仕事を「簡単に証明できる何かに分けること」 (視覚化すること) はとても重要です。

定期的に (TOEICテストのような) 試験を受けてレベルチェックを行うことはとても良い方法です。英語弁論大会に参加してみたり、海外旅行に出かけることもモチベーション維持には最適です。その際には明確な目標を持つことを忘れずに!

 

 

計画は紙に書き出す

「英語を使って何がしたいのか」「いつまでに習得したいのか」「時間はどれだけあるのか」…といったことを十分に把握した上で、最終的に学習計画を紙に書き出しましょう。

一番簡単な方法は、あなたの時間を20分刻みに区分けし、できるだけ細かく具体的に予定を立ててみることです。

学習計画表には「休憩」「食事」「テレビの時間」「外食」「デート」なども記載してみるといいでしょう。そうすることで、無理なく継続可能なプランを作ることができます。とはいえ、英語をマスターするためには自分に甘すぎてはいけません!

 

 

計画を実行に移す

(ここまでで) 計画書はすでに出来上がっていますので、あとはこれを実行するだけです。しかしながらこれが一番難しい!本当に実行しなければなりませんから、この計画書を使いやすい場所に置くことが大事になってきます。

(部屋の) 目立つ場所に貼り付けておくなり、スマホのトップ画面に表示させておくなり…工夫してみてください。

三日坊主に陥りやすい人は家族や友人にスケジュールを提示し、協力してもらえるようにしておくといいですよ。

 

 

実戦向きの教材を選べ!

「読書」「映画」「音楽」「会話スタイルの教材」…あなたが好きなものなら何でもOK!より実戦的な教材をうまく活用しましょう。

文法を学んだり文章を覚えたりする作業もアリですが、「実際にすぐ使える英語」を学ぶことが一番大事です。義務教育下の学習法ではなく、「最短距離で効率的に学ぶ」努力も怠らないようにしましょう。

 

 

不平不満は言わないで

語学習得能力の高い人は「良質のレッスン」を受けています。必ず「話す」ことに重点を置いてレッスンを受けるようにしてください。くれぐれも退屈なレクチャースタイルのレッスンは受けないでくださいね。加えて、クラスが少人数であることも重要です。

お金に余裕があればマンツーマンの家庭教師に習うのがベスト!そうすれば、多くのことを効果的に学ぶことができるでしょう。もちろん、あなた自身の努力が一番大事です!

どんな英会話スクールに通ったとしてもそれはそれ。くれぐれもレッスンの文句だけは言わないようにしましょう。与えられた環境の中で、「楽しんで」「工夫しながら」ベストを尽くすことこそ大事なのです。

 

 

とにかく話すこと

ご存知の通り、紙に書いてある「計画」を実際に「実行する」ことは非常に難しいものです。(そんなことはさておき) とにかく「話す」機会をできるだけ多く作ってください。日常生活の中で外国人と話す機会がないのであれば、インターネットをうまく活用しましょう。SNSや language exchange siteを利用するのも一つの手です。

「礼儀正しい英語を学ぶことが基本」ではありますが、いざ話す機会が訪れたらそういったことは一切忘れ、積極的に「話す」ことに集中しましょう。ネイティブ・スピーカーの人たちは、(日本人の) あなたが話す英語が多少間違っていたとしても大して気にはしません。通じればOKなのです。話せば話すほどどんどん上達していきますよ。

 

 

「英語」を優先順位のトップに置け!

日常生活において、例えば食器洗いのような作業は適当にしてみたりやらなかったりするものです。「英語学習」をそういう風にしてしまってはいけません。そうではなく、「必ずやるべきこと」「必要不可欠なもの」と認識してください。

 

 

どんなに勉強しても話せるようにはならない?

英語が話せるようになるためには「勉強は間違った手段」とも言えます。あまりにも多くの人たちが何年も学んでいるのに未だ話せるようになっていないことが何よりの証拠です。それはたとえ英語圏の国に住んでいてもです。部屋に閉じこもり数千時間勉強したにも関わらず、彼らは今もうまく話すことができません。

「勉強」にこだわりすぎて悪循環のループにはまり、未完のまま終わってしまわないよう気をつけましょう。「勉強すること」が必ずしも言語習得を助けてくれるとは限りません。正しい方法で学ぶことこそ「話す」ためには大事なのです。

もちろん、「勉強」すればするだけ語彙力は高まり、文法力も上がり、それなりの会話に参加することもできるようになります。「量」ではなく「質」を重視した勉強に取り組むことで、やがて自信を持って話せる時が訪れます。少し本気になって、正しい勉強法を実践してみましょう。

 

 

どうしたら話せるようになるの?

言語はコミュニケーションの手段です!もし「勉強」で話せるようにならないのであれば、いったいどうしたらいいのでしょうか?

そう、実際に「話す」しかないのです。言語を話すためには「話す」以外に方法はないのです。もちろん、はじめは難しいと感じることでしょう。語彙力はないし、文法に自信はないし、発音は悪いし、何より…「恥ずかしい」。

 

「まずはしっかりと勉強をしてから話すようにしよう」

いえいえ、どんなに一生懸命勉強したとしても、こうした状況は変わりませんし、いつだって起こり得ます。そんなことよりも、勉強不足の段階であっても「話す」ことは十分に可能だということに焦点を当てるべきなんです。「勉強すること」から「実際に使ってみること」に意識を転換してみませんか?