今日のテーマはバッグです。日本人は出かける時に必ずカバンを持ち歩いています。しかし、外国人の目から見ればこれはちょっと異様な光景に移るようで…
「なんで?」
「どうして日本人はバッグを手放せないの?」
「なぜ日本の男性は彼女のバッグを持ってあげるの?」
「日本にはカバンの自動販売機だってあるんだよね!びっくりだよっ!!!」
ところで、
ランドセルは今や海外でも人気があります。丈夫で長持ち、そしておしゃれなんです♡
んふふっ♡
(ランドセルはさておき) 私自身、バッグが大好きなのですが、それは実用性もさることながら、”おしゃれ” なアイテムでもあるからなんです!一方で、私が以前暮らしていたオーストラリアのような国では、男たちはバッグを持ち歩きません。全くと言っていいほどに…
日本はどうでしょう?
男性の多くは、当たり前のようにバッグを持ち歩いていますよね。なんと、実に8割の男性がバッグを持ち歩いているらしいです。それが日本なんです!
「今日はどうしてバッグを持っているんですか?」
これは日本人男性に向けられた街頭インタビューです。その答えとして、
「それは、(ズボンの) ポケットに詰め込むより便利だからですよ。お財布や本、マフラー、タブレット、飲み物…いろんなものを持ち歩いていますからね。」
「私は最近カバンを持つようになりました。なぜなら、携帯をスマホに変えたので重くなっちゃったんです。財布も長いものに変えましたしね…」
日本人って外国の人に比べて物を持ち歩きすぎなんでしょうか???
日本では肘を曲げてバッグを持っている女性が多い…なぜ?
なぜでしょう?
楽だから…かな?
ある女性はこう答えています
「(肩にかけていた) カバンがずり落ちてしまって以来、こうやって持つようになったんだと思います。ずり落ちるのってだらしなく見えるでしょ?」
ところで、
近年は “bag-in-bag” (バッグの中に別のバッグを入れること) が流行っています。それはまるでロシアの有名な人形「マトリョーシカ」のようでもあります😄
「本当に便利なんです。おしゃれに実用的にバッグを使い分けることができますし…」
「ポケットがたくさんあるのも助かるわ。」
なぜ日本人はそんなにたくさんバッグを持っているの?
日本人は外国人がびっくりするほどに多くのバッグを使い分けています。例えば、仕事用、旅行用、休日用、近所に出かける用、出張用、水泳用、ジョギング用、テニス用、ピクニック用…着るものに合わせても使い分けますし、おしゃれで高級なブランドバッグも必需品です。
このように、我々日本人は用途によってバッグを使い分けます。また、季節やどこに行くかによってもバッグを使い分けているのです。これって外国の方からすればかなり不思議なことなんですよ!
日本人から外国人への「質問」
Q1:あなたの国ではバッグを持ち歩かないの?
日本人の多くが当たり前のようにバッグを持ち歩くことについてどう思ってるの?
男性がバッグを持っていると女性っぽく見えちゃう?
Q2:じゃあ、女性っぽく見えることって悪いこと?
私の知人の男性 (アメリカ人) は、日本にいるときはバッグを持ち歩いているのにアメリカに帰ったら持たないんだって。海外では恥ずかしいことなのかなー?女性っぽい?
Q3:タブレットとか、ズボンのポケットに入らないようなものはみんなどうしているの?そもそも持ち歩かないの?
Q4:日本の女性はよく肘を曲げてカバンを持つんだけど、これも変?
あなたの国ではどうなのかしら?日本人女性に限らず、アメリカのセレブ (ハリウッドスターなど) はよくやってますよね。エレガントで女性らしく見えるからかな?だったら良いことなのでは?あなたもやってみては?
Q5:カバンは何個くらい持っていますか?
Q6:カバンを目的別に使い分けるのってどう思う?変なの?
ところで、
歌舞伎の世界では、女性らしく見せるための動きというものがあります。それは、腕を体にくっつけていたり、腕を上げないようにしたり…
だって、女性の着物には “身八つ口” と言われる穴が空いていますからね。腕を上げたりしたらはしたなく見えちゃうんです。そんなこともあって、日本の女性はいつしかバッグを腕を曲げて持つようになったのかもしれません。
日本人の男性も当たり前のようにバッグを持ち歩いていますよね。これはおそらく、マイカーじゃなくて電車やバスを使う機会が多いから、なのかもしれません。学校や仕事に必要な物を家に持ち帰ってくる習慣があることも理由の一つでしょう。そう考えると、日本人って本当に忙しいしタフなんですねー。
どんどんおしゃれになっているランドセル♡
ランドセルの起源は150年ほど前に遡ります。オランダから軍隊文化が持ち込まれた際、「ランセル」と呼ばれるバックパック・タイプのカバンが日本に持ち込まれたのです。これがランドセルの起源だと言われています。
このランセンは重いものを持つのにとても便利で、両手は自由に使え、おまけに安全でとっても役に立ったんです。これらの理由により、のちに学校用のカバンとしてランドセルが定着し、当たり前に使われるようになっていったのです。
そんなランドセルの値段はまちまちで、数万円から数十万円とけっして安い買い物ではないのですが、その分丈夫に出来ていて、確実に6年間は持ちます☆
一般的には、男の子用は黒、女の子用は赤なのですが、近年はバステルカラーのものなど、バラエティに富んだデザインが増えてきています。
アメリカのセレブたちが注目したこともあり、また、アニメの中によく登場することから、ランドセルは今や海外でも人気のアイテムとなっています。それに合わせて、大人用のデザインも販売されているほどです。
海外では学校用のバッグってどんなものが使われているんだろう?
ドイツには “schulranzen” (シュルランツェン) と呼ばれる、日本のランドセルのようなスクールバッグがあります。とてもおしゃれでカラフルで、子供達に人気があるみたいですよ。
ただ、他の国には決まったスクールバッグってないみたいですね。
日本の場合、ランドセルは小学校のシンボルのようなものです。おじいちゃんおばあちゃんが買ってくれるという文化的背景もあって、これまで何も不思議に感じることなく当たり前に使ってきました。ただ、将来的にはデジタル文化が普及し、ランドセルが必要なくなる時代が訪れるかもしれませんね。
バッグはもともと西欧文化の象徴的なモノです。それが奈良時代、平安時代に海外から入ってきて、日本の暮らしにあった形にアレンジされ、日本独自の文化として現在に残っているんです。
このように、歴史に思いを馳せながらカバンを手にとってみると、なんだか心温まりませんか?
おじいちゃんおばあちゃんの想い、職人さんたちの気持ちも大切に、モノを大切にしていかなければなりませんね。
ところで、
あなたもランドセルを買ってみませんか?