日本の音楽シーンを四半世紀以上も牽引し続けてきたロック & ポップ界のレジェンド「サザンオールスターズ」は1974年頃に結成され、1978年に「勝手にシンドバッド」でメジャーデビューしました。
翌1979年には「いとしのエリー」が大ヒットし、その後も1980年代に「チャコの海岸物語」などがヒット、さらに1990年代には「涙のキッス」「エロティカ・セブン」「愛の言霊」などがミリオンセラーを記録!
そして、2000年代には「Tsunami」が大ヒットしたのです。数十年も、第一線で活躍し続けるなんて本当にすごいことですね!
♪ Tsunami ♪ (covered by Debbie Gibson)
デビュー初期
青山学院大学時代の音楽サークルから本格的な音楽活動をスタートさせたサザンオールスターズですが、実は、メンバーやバンド名は幾度となく変更されています。
そういった若かりし時代を経て、1978年に「勝手にシンドバッド」でメジャーデビュー…したものの、当初はあまりパッとしませんでした。ただ、幸か不幸かコミックバンド路線で売り出したことが世間の注目を集め、「勝手にシンドバッド」はヒットチャートを駆け上がっていくこととなるのです。
当時、桑田佳祐の日本語を英語っぽく発音して歌う「巻き舌唱法」は音楽ファンや関係者の間で賛否両論となりました。本人は「そうなの?意外だなぁ」と思っていたそうですが (笑)。
そんな中、翌1979年に発表した「いとしのエリー」が徐々にヒットしロングセラーとなり、世間のサザン評がガラリと変わっていきます。その後、 (中には) 売れない曲もありましたが、1982年の「チャコの海岸物語」がヒットしたことで以降は順調にバンド活動を続けていけることとなったのです。
ちなみに、「いとしのエリー」は英語名「Ellie, My Love」としてレイ・チャールズにカバーされ、世界的に有名な曲となりました。
♪ Ellie, My Love ♪ (covered by Aiza Seguerra)
安定 & 飛躍期
1990年代はドラマの主題歌として多くのヒット曲を生み出します。
「涙のキッス」 (「ずっとあなたが好きだった」)1992年
「エロティカ・セブン」 (悪魔のKISS」) 1993年
「あなただけを」 (いつかまた逢える」)1995年
「愛の言霊」(1996年) もミリオンセラーとなり、この辺りまではとても順調でした。しかし、1997年あたりから「夏」「爽やか」な売れ線から外れコアな方向へと進んでいったことで一部のファンが離れていきます。
それでも、ベストアルバムの発売で再び人気を取り戻すと、2000年に「Tsunami」がバラエティ番組「ウンナンのホントコ!」内の企画コーナー「未来日記lll」のテーマソングとなり大ヒット!翌2001年には「HOTEL PACIFIC」も大ヒット!
桑田佳祐は、ソロ活動でも「波乗りジョニー」や「白い恋人達」などのヒット曲を飛ばし絶好調です。
活動の無期限休止 & 再出発
桑田佳祐のソロ活動のタイミングで度々サザンの活動は休止となりますが、2008年には「サザンという看板に頼らないで視野を広げて行こう」ということで、本格的な無期限休止を宣言。
ただこの時、ファンにいらぬ動揺を与えてしまったことに対して桑田は「解散は絶対にない」と断言。
その後、桑田が食道がんを患い闘病したことや東日本大震災 (2011年) があったことなどを受け、「ファンをはじめ多くの人たちと楽しめるときに大いに楽しもうじゃないか」とメンバー5人の気持ちが合致し、2013年に活動が再開されたのです。
まとめ
ず〜っと第一線を走り続けているサザンオールスターズ。おそらく、彼らほど長きにわたって多くのファンに愛され続けてきたバンドは他にないでしょう。
本当にお疲れ様です。これからも多くの名曲を生み出し、私たちに勇気と希望を与え続けていってくださいね!
♪ 真夏の果実 ♪ (covered by 絢香)
♪ 白い恋人達 ♪ (covered by BOYZ ll MEN)